昔なつかし日詰夜市ポスター
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音声開始 ポスターの歌 音声停止
 深い紺色の夜の海
 きらきら光る星屑の波
 ぽつんと浮かぶ三日月に
 小さな少女が腰掛けている
 
 星のロープを両手で握り
 そっと夜風を蹴り上げた
 ゆらり ゆらり 揺れるブランコ 
 宇宙の静寂に溶けてゆく
 
 誰も知らない秘密の場所で
 少女は優しく微笑んで
 誰も知らない夜のメロディ
 静かにひとりで歌っている
 
 日詰夜市のポスターは、デザインから印刷まで自分たちの手で作り上げた、オリジナルのシルクスクリーン作品でした。A2サイズで100枚ほどを刷り上げて町内に掲示し、当時は夏の風物詩となっておりました。
 色の数だけ版を作り、商店街の青年部「はまち会」のメンバーが二晩も三晩も費やして、インクの臭いにまみれながら作業をしたものです。その甲斐あって、真夏の土曜日の夜、歩行者天国となった通りは行き交う人の肩が触れ合うほどの賑わいを見せました。
 盛岡土木事務所の屋外広告物許可の検印には、昭和59年(1984年)の捺印があります。遠い記憶を辿れば、日暮れの空に浮かぶ三日月を見上げて思いついたデザインでした。
 長女が小学2年生の頃、私は毎日徹夜でデザインの考案や版の製作、そして夜市の企画立案に没頭していました。そのため、子供に夏休みの思い出を作ってあげられなかったことを、今しみじみと思い出し、申し訳なさと悔しさが胸に去来しております。
 懐かしい 遠い思い出は、夢の中の出来事だったのでしょうか。
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